連覇狙う遼クン
男子ゴルフの「関西オープン」は20日、兵庫・宝塚GC(6682ヤード、パー71)で開幕。米メジャーで初の予選突破を果たした「全米プロ」から帰国したばかりの石川遼(17)=パナソニック=は出だしの10番でボギーを叩いた。
 


 遼クン劇的V!16番奇跡チップインイーグル
「ミズノ・オープンよみうりクラシック最終日」(28日、よみうりCC)
 遼クン決めた!ツアーV3&初の全英切符!首位で出た石川遼(17)=パナソニック=は73で回り、スコアを1つ落としたものの通算13アンダーで今季初優勝、昨年11月のマイナビABC選手権(兵庫)以来となるツアー通算3勝目を挙げた。前半で2位に5打差をつけた石川は12番パー4でOB2発から「9」の大叩き。リードを使い果たしたが、16番で劇的なイーグルを奪い、最後は3打差をつけて逃げ切った。今大会上位4人に与えられる全英オープン出場権も初めて手にした。
  ◇  ◇
 こんなドラマチックなシナリオは、ゴルフの神様だって思いつかない。ワクワクさせて、ハラハラさせて、最後はかっこ良くキメた。最終18番、1メートルのウイニングパットを沈めると、石川は両腕を突き上げ、波瀾(はらん)万丈の一日に思いをはせるように天を見上げた。
 「谷あり山あり。試練のラウンドでした」-。前半を終えた時は5打差をつけていたが、12番で悪夢が待っていた。初日から完ぺきだったドライバーに突如、異変が起こった。第1打を左の林へ打ち込むと、打ち直しの第3打も再び林の中へ。「頭の中が真っ白になった」。2度目の打ち直し(第5打)もあわやOB3連発という際どさで左のラフへ。結局7オン2パットの「9」。リードは一瞬で消滅した。
 アップダウンの激しいコース。疲れからスイングの際に下半身が止まってしまい、体重移動ができていなかった。われを失いかけた17歳に「ドンマイ、ドンマイ」とギャラリーから励ましの声が飛んだ。「お父さんから『3連続OBしても気にするな』と言われていたことを思い出した。まだ並ばれただけ。気持ちをリセットできた」。


 


 遼クン、日の丸背負ってW杯出たい!
石川は日本代表がW杯出場を決めたウズベキスタン戦こそ、翌日に試合を控えていたため観戦しなかったが、大のサッカーファン。原点は、小学5年生だった02年日韓W杯。MF稲本に熱中し、イングランド代表MFベッカムに興奮した。
 「ベッカムの髪形をして学校の朝会に出たら、怒られて冷たい水道の水で洗い落とした記憶がある」。当時はゴルフの練習もそこそこに、暗くなるまで球を蹴っていたという。この日はラウンド後、関係者を集めてサッカーに興じたほどだ。
 ゴルフは基本的に個人競技だけに、国を代表して戦うサッカーの魅力を感じている。岡田ジャパンのW杯出場決定を受けて「ぼくも、日の丸を背負ってやりたい」とW杯へ意欲をみせた。
 ゴルフのW杯は国、地域代表2人による団体戦として毎年開催され、今年は28カ国・地域が参加。11月26日開幕で中国・深センのミッションヒルズCCで行われる。
 日本は現在世界ランク37位に片山晋呉がいるため、6月22日に出場権を得ることが決定的。片山が出場意思を表明すれば、8月19日時点の世界ランク100位以内の日本人をパートナーに選ぶことになる。現在の対象者は79位の今田竜二か97位の石川だ。
 石川は世界ランクが下降する一方だけに「W杯のチャンスが遠のかないようにしたい」。今週勝てば5年シードも得られ、国内ツアー終盤戦の出場にこだわる必要もなくなる。「選ばれる選手になりたい」と新たなモチベーションをかき立てた。
 

 |  | 

Copyright © 2012がまりん All rights reserved.
Powered By DTI ブログ with MZ Labs / tab_3m